1p2h部門の需要についてのアンケートの結果が出ました。
ご協力ありがとうございました。
https://twitter.com/JAPANCUP_PS/status/ ... 24516096
1p2h部門に出たいと回答した方はおよそ8人でした。
以下、かなり長いです。最後の方に書いたまとめの部分だけでも読んで頂ければ幸いです。
>>oZoneさん
“両手スピナー自体が少なく、組める前提の人たちだけで勝負しても盛り上がりに欠ける”
→アンケート結果から見てもその通りですね。エントリー数を確保するためにも、ハードルを下げる取り組みは大事です。個人戦は複数ジャンルへのエントリーが可能なので、他ジャンルの選手に記念受験的な感覚で出てもらえる可能性はあります。
“インフィや大技などの部門も作るべき”
→今大会では既に「技によるジャンル分け」は行わないことが決定しています。同じ系統の技を使う人同士であっても、ペン回しに対する価値観が同じとは限らないからです。例えば、シンプルなインフィが好きな人、複雑なインフィを開拓したい人、オールドスクールの中にインフィを取り入れたい人、の3人に意義のある優劣(誰のインフィFSが最も優れているか)をつけるのは難しいです。
使用ペンによる部門分けをしなかったのも同様の理由です。たとえ未改造ペンを使用する人であっても、使用者全員が同じ価値観ジャンルに属するとは思えません。
ただし、大会において未改造を「縛り」として捉えるのであれば、部門分けが必要になります。この場合、何をもって未改造とみなすか、ドクグリvs鉛筆vs備長炭といった対戦をどう裁くかといった点をはっきりさせる必要があります。
一方、未改造ペンを「作品を構成する要素」(ダンサーにおける衣装のような役割。未改造ペンを使っている事自体が作品に味や主張をもたらす)として捉えるなら部門分けは不要です。鉛筆でこの技をするからカッコいい、ドクグリだからこの動きが面白く見えるといった考え方のもとで作品を撮るのは、オールドスクールの作品でVPやコムサを使用するのと同じです。
未改造ペンの持つ「縛り」としての側面と「作品を構成する要素」としての側面を大会で両立させるには、部門は作らず、全エントリー者のうち、未改造ペンで優秀な成績を収めた人を表彰する(特別賞)という形が良いのではないかと思います。
>>Lakuさん
概ね私も同じ考えです。レギュレーションは必要ですね。導入する場合、ジャンルA~Hに関しては原則片手限定とするのが良いと思います。
>>objeさん
“本大会の個人戦の審査基準では明確に提示されていませんが、「ペンを回す手」というのも、一般的にスピナーがペン回しを評価する際、肝要になってくるところであるかと思います”
→案に書いた審査基準は一例であり、まだ正式には決まっていません。わかりづらくてすみません。私も手は評価に含まれると考えています。「象徴」についても共感できました。
なお、審査基準は採用ジャンルが決まり次第、各ジャンルの有識者達の話し合いで決めていきます。
★アンケート結果を受けて
エントリーが少なすぎると結果に日本大会としての箔がつきません。だからといって1p2hの導入を見送るとなると、今までと何も変わりませんし、相変わらず審査の問題が出てきてしまいます。
そこで、今年は勝敗のつかないエキシビションとして行うというのはどうでしょうか。日本一を決めるというコンセプトからは逸れることになりますが、“片手と両手を別部門として扱う”という取り組みそのものが、今後に繋がるという考え方です。
勝敗の代わりにLaku賞とかoZone賞とか作って頂けるとモチベになると思うのですが、どうでしょう。
正式に部門として採用するのはもう少し競技人口が増えてからで良いです。
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18歳以下の部に関して
>>Ibuchaさん
ラウンド数に関しては賛成です。
私は18歳以下の部を導入するのに反対です。以下、その理由や導入しない場合の対応についての意見です。ここでは18歳以下≒初級者として扱います。
・部門は多すぎない方が良い
価値観によるジャンルが3つ採用されたとして、1p2hもこれに加わるとすでに4部門あることになります。ここに18歳以下を導入すると5部門。部門数が増えると各部門ごとの参加人数は減ることになります。管理面でも大変そう。
部門をなるべく増やさないように、と考えると18歳以下では価値観によるジャンル分けはせず1つの審査方法で順位をつけることになりますが、これを考えなければならないのも1つのネックです。
・今までも初級者部門は無いのが当たり前だった
「勝てないことが目に見えているから出ない」と考えるか、「勝てなくても出ることに意味がある」と考えるかは人それぞれですが、個人的に初級者の方々には後者であってほしいと思っています。
・JC個人戦で初級者部門が無くなっても、彼らの受け皿が無くなるわけではない
近年、初級者はJEB外部で活動していることが多く、誰でも簡単に大会を作れる環境(YoutubeやTwitter等)があります。普及や育成という点でも連盟やYoutuber系スピナーの方々にお任せしちゃっても良いのかもしれません。
・団体戦との違い
【団体戦で18歳以下の部を導入した理由】
理由1. チームの足を引っ張ってしまうのではないかという懸念が生まれると、出場しづらくなってしまう。
理由2. 知り合いの少ない初級者にとっては、6人1組のチームを組むだけでも大変。→3人1組にして対応した
理由3. 一般の部のルール(審査員の好みに合わせて撮影しなければならない)が初級者には難しい内容だった。→ルールを簡易化して対応した
理由1,2については個人戦では心配する必要はありません。
理由3についてですが、団体戦のルールに比べ、個人戦のルール(価値観によるジャンル分け)は比較的分かりやすいです。初級者であっても、JEBにたどり着くくらいですから、好きな回し方(自分が目指しているスタイル/憧れのスピナー)くらいは何となくイメージ出来ているのではないでしょうか。仮にジャンルや審査項目を理解できていなくても、エントリーリストや審査員を見て、自分の目指している回し方に近いスピナーを見つけてもらえれば、ジャンルの選択が可能になります。
・部門を作らない場合の対応
部門を作らない代わりに、U-18賞(仮)を作るのはどうでしょう。エントリー時に18歳以下であることを明記してもらった方の中で、特に優秀な成績を収めた人を表彰します。
U-18賞の存在、そして初級者のうちから「ジャンル」という考え方に触れることができるという点は、初級者に「勝てなくても出ることに意味がある」と感じてもらえるきっかけになり得ると考えています。
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ここまでの私の意見をまとめておきます。
反対意見等のある方は3/31までにお願いします。
・1p2hは部門化するが、今年は順位のつかないエキシビション企画として行う
・18歳以下、未改造については部門化しない
・1p2h、18歳以下、未改造のそれぞれに特別賞を設ける
★特別賞のイメージ
・2 HANDS特別賞 2 HANDS部門から2名
(特別賞なので、いっそ海外スピナーに決めてもらうのもいいかも)
・U-18賞 全ジャンルの中から1名
(18歳以下の者のうち、ジャンルを問わず最も順位が高かった者)
・未改造スピナー賞 全ジャンルの中から1名
(未改造ペンを使用した者のうち、ジャンルを問わず最も順位が高かった者)