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一般の部決勝T一回戦結果

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yngs
副管理人
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登録日時: 2017年9月04日(月) 14:03

一般の部決勝T一回戦結果

投稿記事 by yngs » 2020年6月18日(木) 20:59

一般の部決勝T一回戦結果を発表します。

第1試合 hash


Akiza VS フッカツ

CeNti VS Foxa

win : CeNti

CeNti→若干安定感に欠ける部分はあったが前半、中盤のコンボが印象的で特に始動のコンボが好み。
ただ後半の上りガンリバ以降は蛇足に感じた。
Foxa→全体的に手がバタバタしていて見栄えが悪くこれといった見せ場もないように感じた。

CeNti勝利



斡旋 VS 遅咲き

rai VS Reamtea

win : rai

rai→環境や画質、アングルが以前のものと比べて見違えるようによくなっていて好印象。
始動からシザスピまでのコンボも良かったがそれ以降のシャドウなどの伏せ技や6,7秒~締めまでのコンボの手の
見栄えが悪いため改善は必要。

Reamtea→特にこれといって目を引くコンボや技もなく締めも雑に締めたような印象で普段の実力が発揮できて
いないように感じた。

rai勝利



バチクソ火鉢 VS Unpack Tribe: REVENGEANCE

kabu VSVampire

win : kabu

kabu→ペンを回すという技術そのものが段違いに高い。カージオイドの減速が少し気になった。

Vampire→前半のコンボなどぎこちない部分が多く指使いも含め全体通して拙く感じた。

kabu勝利



Nk VS 武屋食堂

win : ayaNo

schubert→中盤のインフィから入るコンボや締め前の流れが見せ場かと思われるがわざわざいつも使ってないKT
を持ち出してやるほどの技でもないと感じた。むしろこの技をVPでさらっとやった方がインパクトはありそう。

ayaNo→あっさりしすぎているように感じたが、いつも通り綺麗な指使いや手つきに加え面白い技をいくつか
さりげなく入れている点は好印象。特に5~6秒あたりの伏せ技からのスキップパスが印象的。

ayaNo勝利




第2試合 Malimo


Akiza VS フッカツ

kudo VS hikari

win : kudo

・kudo
技、指の魅せ方が非常に良く高得点です。
手のひらを起こす技と伏せる技を繰り返す、一見オーソドックスな構成ですが、後半のスードウソニック、伏せガンリバが見せ場となり〆への盛り上がりとして際立っていて素晴らしいです。
手持ち撮影による〆のアングルのガタツキは減点対象ですが、それを上回る構成力、完成度、気持ちよさがありました。


・hikari
円軌道が綺麗なFSで伏せ技がとても気持ち良いです。
ただ、始動で作った流れをすぐ切り返してしまう点や〆前に円軌道の連続で作った勢いを殺してしまっている点が減点対象となりました。
また、見せ場のはずの〆前のアレックスリバースも映えておらず、〆への盛り上がりに欠けました。

構成力、完成度を評価し、kudo氏を勝利とします。



斡旋 VS 遅咲き

dozen VS Miyana

win : dozen

・dozen
高い技術力と発想力でいろんな系統の技を満遍なく使っており高得点です。
新規性の高い技選びで密度の濃いFSとなっており、非常に見ごたえがありました。
ただ、技のブレが目立っており減点対象です。
また、FSの密度に対して、〆のパームスピンが弱く適切でなかったように感じました。

・Miyana
白背景にピンクのペンでとても見やすく、円軌道が綺麗で高得点です。
6~8秒辺りのムーンフォークシメトリカルシャドー(?)も見せ場として際立ってます。
ただ、その派生シメシャの後から同じ流れを多用してしまっているのが大きな減点になりました。
そのため〆への盛り上がりに欠けており、密度が薄いFSのように感じました。

両者とも一長一短ありますが、dozen氏の構成力と新規性を評価し、dozen氏を勝利とします。



バチクソ火鉢 VS Unpack Tribe: REVENGEANCE

Saw VS Litsu

win : Saw

・Litsu
アラウンド系、パス系、インフィニティ系と様々な系統をうまく混ぜ込んでいて好印象です。
環境も綺麗でペンの軌道、指の輪郭がはっきり見えてとても良いです。
しかし、見せ場となる9秒の切り返しやその後12秒の静止技が映えておらず逆に〆への盛り上がりに欠けてしまったように思いました。
また、FS前半に目を引く技がなく、密度が低いように感じました。

・saw
螺旋インサートが綺麗で手の輪郭も見えて良い環境です。
一見オーソドックスな構成ですがモダン的な技をうまく溶け込ませておりとても良いです。
また、1.5回転の技や、〆の加速するようなスプレッドが見せ場として際立っており高得点です。
全体的に完成度が高いが故に、7~8秒辺りの技のブレが目立ってしまっているのが残念でした。

スタイルの全く違うFSの為非常に難しい審査となりましたが、FS全体の流れの気持ちよさ、構成を評価しsaw氏を勝利とします。



Nk VS 武屋食堂

Nk VS モナチョ

win : Nk

・Nk
環境、構成が満点です。
手の輪郭、ペンの軌道がとても見やすいです。
技のつなぎ方が独特で、次にどう動くのか全く予想ができず見ていて全く飽きが来ません。
FS全体的に緩急のつけ方が非常に上手いです。また、〆のリズムが本当に素晴らしく何度見ても気持ちが良くとても良い構成でした。
完成度が低いのは減点対象ですが本当に素晴らしいFSでした。

・モナチョ
非常に面白い構成で、手の輪郭やペンの軌道が見やすい環境で高得点です。
ただ、7~9秒辺りの動きが大きい切り返しがアングル的に映えておらずフレームアウトしているのが残念でした。
また、前半6~7秒と後半10~11秒で似た動きで切り返しをしている点も減点対象となりました。

両者とも非常に高い構成力、技術力でレベルの高い戦いでした。
〆への盛り上がりや緩急のつけ方を評価し、Nk氏を勝利とします。




第3試合 Drowsy


Akiza VS フッカツ

Watto VS five

win : Watto

Watto:
独自性のある技がいくつか採用されており、段々と切り返しのスパンが短くなっていく展開が視覚的に面白い。
中盤以降の〆にかけての流れが目新しく、小気味よいリズムが魅力的。
序中盤は淡泊で特に何も起きないが、その分〆に内容があり、印象に残るのでさほど問題はない。

five:
一回転以上の技とウィンドミルを中心に、視覚的インパクトのある技を密度濃く盛り込んだFS。
視覚的に飽きない作りにはなっているが、強い技と強い技の接合部分に難がある。
オーダー内に単純な切り返しが複数あるなか、円軌道の崩れにより滑らかに繋がっていない部分が複数あるため、頻繁に流れが途切れてしまっている。
また、〆への流れがやや強引に見える。5軸を超える動きは前半でも2回あり、〆前で単純な切り返しからもう一度同じ動きで5軸を超えても「またか」という印象になってしまう。

以上より、FSとしての面白さ・独自性を評価し、Watto氏を勝者とした。
斡旋 VS 遅咲き



O VS ennis

win : ennis

O:
視覚的にインパクトのある技が高密度でまとまっており、退屈なパートがないのが好印象である。
中でも〆の動きには独自性があり、評価したい。
一方で、ペンと環境(背景&照明)の相性が悪く、視覚的快感が薄まっているように感じる。具体的には、
・ペンが黒なのに対し背景も若干暗く、綺麗な残像が生まれていない。
・手の甲側から強い光が入っているため、よく映る手のひら側が強い影になることが多く、ペンも黒なので輪郭が追いづらい。
・ペンが通常のものと比べかなり細長いため、何か別ジャンルのペン回しのように見え、「そう回るか」というような高い技術への感動が起きにくい。全体を通して技も綺麗なのだが「上手い」という直観に繋がりにくい。

特殊なフォルムのペンや特殊な環境を用いる場合は、従来のペン回しにない技術的・視覚的特異性で勝負しない限り、高い評価を得ることは難しい(高評価例 : 予選の泥の社畜氏)。

ennis:
中盤から大きな動きで順回転に移行し、グダることなく〆る展開が気持ちよい。
オーソドックスな〆の流れかと思わせるような展開の後、軌道を崩したレバトリのような起バクと伏リバが効果的に映えている。
しかし、使っている技やコンボは新規性に欠け、私にも馴染みがあるようなものが多かった。
完成度や味よりダイナミックな技運びとFSの展開が魅力のスタイルなので、内容が少し物足りなかった。

内容と技術力では両者であまり差がないが、環境(映像としての格好良さ)と視覚的快感の強さを評価し、ennis氏を勝者とした。



バチクソ火鉢 VS Unpack Tribe: REVENGEANCE

GO_ONRONE VS Lil Sonshi

win : Lil Sonshi

GO_ONRONE:
旋転速度に幅があり、荒々しさがあるものの、味のあるペンの動きが魅力的。
序盤の5秒までの流れが気持ちよい。
初見時は〆付近の切り返しが唐突に感じたが、何度も見ていくうちにありきたりなものより味があって良いと感じるようになった。
しかし、中盤以降の手が大きく動く部分はさすがに安定感を欠いて見えるし、惜しい点であるように思う。

Lil Sonshi:
全体的に技の完成度が高く、安定感がある。
緩急が一定なので淡々としてはいるが、丁度いいタイミングで特徴的な切り返しが入るので不思議と退屈な印象はない。
〆の渋いラダーから徐々にチャージで指を上がっていって〆る流れが面白い。
ダイナミックな技や演出はないので劇的な感動はないが、独特の味わい深さがある。

どちらの動画も良い味があり、非常に悩んだが、安定感と技術力の高さを評価し、Lil Sonshi氏を勝者とした。



Nk VS 武屋食堂

yua VS ZUMI

win : ZUMI


両者ともに極めて技術力が高く、レベルの高い一戦であった。

yua:
全体を通して完成度が高く、指使いが美しい。
特に序中盤は独自性があり、見た目も良い技がバランスよく配置されており、非常に良い仕上がりになっている。
一方で、素晴らしい序中盤で更に期待が高まったのに対し、終盤に独自性がなく、物足りない。
具体的には、サイドスピンという技自体が昔からある技なため、見せ場として弱い。また、サイドスピン後の手のブレと減速が原因で、視覚的快感も損なわれている。
サイドスピンは使い古されているので面白みに欠ける上、見た目が派手なので必ず見せ場になる扱いの難しい技である。
これを採用するなら、技の入り方や繋がり方などを工夫し、何か新しい価値を付ける必要があると思われる。
序中盤の内容は非常に良いものの、最終的に変哲のないサイドスピンの印象が残ってしまった。

ZUMI:
FS全体が破壊力のある一本の〆のようなFSで、初見時は衝撃を受けた。
このFSに、従来のペン回しFSで意識されてきた構成は見受けられない。そのため「展開の面白さ」や、「流れ」のようなものは存在しない。
しかし、個々の技・コンボがあまりに面白すぎる。どこを切り取っても既視感のある流れがなく、それでいて視覚的快感が強い。
特に、〆前の3連シメガンのような動作がアングルに対し綺麗な円を描いており、こんな魅せ方があるのかと驚いた。
通常、技を詰め込みまくると回ってる感が減ったり、逆にFSが平板になったり、難しすぎて完成度が落ちたりするものだが、このFSには全く当てはまらない。
本当に13秒間、同じ高度で暴れ続けている。そこに、極めて高い技術を感じた。

以上より、FSで扱われた技の面白さと、技術的な特異性を特に評価し、ZUMI氏を勝者とした。




よって
秋座と愉快な仲間たち・チーム斡旋・バチクソ火鉢・武屋食堂
の4チームを決勝T2回戦進出とします。
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