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Editors'18 結果発表 審査員からのコメント有り

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ZUMI
記事: 162
登録日時: 2017年8月14日(月) 15:38

Editors'18 結果発表 審査員からのコメント有り

投稿記事 by ZUMI » 2018年10月06日(土) 22:16

お待たせいたしました。Editors'18の編集者、順位、審査員からのコメントを公開します!

▼編集者
Enchant':LAgooN
CONCEIT :Lotus
a side :Reamtea
Can't Sleep:VAIN
Doors:lnsomnia
Cheerful collab:Airi


▼一般投票
1位:Enchant' 15pt
2位:CONCEIT 12pt
3位:a side 9pt
4位:Can't Sleep 6pt
5位:Doors 3pt


▼審査員票
藤村
1位:CONCEIT 5pt
2位:Can't Sleep 4pt
3位:Enchant` 3pt
4位:Doors 2pt
5位:Cheerful collab 1pt

hash
1位:Enchant' 5pt
2位:CONCEIT 4pt
3位:Can't Sleep 3pt
4位:a side 2pt
5位:Doors 1pt

Joshin
1位:CONCEIT 5pt
2位:a side 4pt
2位: Enchant' 3pt
4位:Can't Sleep 2pt
5位:Doors 1pt

▼総合順位
(同点の場合、審査員の投票を優先)
1位:CONCEIT 26pt
2位: Enchant' 26pt
3位:Can't Sleep 15pt
4位:a side 15pt
5位:Doors 7pt
6位:Cheerful collab 1pt

よって、JAPAN CUP 2018 編集者部門(Editors’18) 
優勝は Lotusさんです!おめでとうございます!


――――――――――――――――――――――――
▼審査員からのコメント

藤村
■a side
直線と文字だけのシンプルな構成ながら曲の展開に合わせて画面レイアウトに変化を付けており、飽きない構成になるよう工夫されているな、と感じました。またアニメーションも曲の節目にしっかりと合わせてあり、コミカルな動作が観ていて楽しいものに仕上がっています。
アニメーション技術には光るものがありますが、線の太さや挙動・フォント選定・レンダリングの質など、素材単位で見たときに粗があるように感じました。特にこういったシンプルなルック(画)ですと構成する要素の一つ一つがしっかりと目に入るため、素材の質や配置が映像の質を大きく左右してしまいます。作品の任意の場所を一枚絵で見たときに良い見た目になるよう心掛けることでもう一段ステップアップを図れそうです。

■Cheerful Collab
キャッチーなEDMと各人に個性のあるペン回し動画を素材に選択されており、また編集面でも派手なトランジョンを用いているため、
ペン回しを知らない方が見たときに「ペン回しすげー!」と感じる作品になっているように感じました。
全体的に大味な感じが否めないので、統一感や一番見せたいものは何かを意識して制作に臨めるとさらに良くなるかと思います。

■Doors
各編集者が特殊効果で差を出そうとする中、枠外CGなども使わず素材の組み方とシンプルなトランジョンでまとめ上げられており、
提出作品中では一番ペン回しに集中できる作品に仕上がっていると感じました。
単なる動画の羅列ではなくCV独自のロゴを各所に用いてアクセントを付け、ブランドをしっかりと主張している点も良いと思います。
せっかくなのでロゴにシンプルなアニメーションを付けてちょっとリッチさを上乗せしても良かったかもしれません。

■Can't Sleep
ペン回しのゆらゆらとした動きには催眠効果があるのかも…と、この作品を見て感じました。リラクゼーション映像のような引き込まれる魅力があります。すごいCGを作るよりも感性で突っ走ったような独自性で纏め上げられた作品に目を奪われました。
また初回の視聴では気づかなかった間違い探しのような小ネタも面白く、押しつけがましくないじんわりとした深みがある作品でした。

■CONCEIT
ヴィンテージビジュアルの多彩な表現方法から、非常に高度な編集技術と多くのアイデアの引き出しがあることを感じさせます。
画作り能力や素材選定、空間配置もさることながら、視聴側は意識しないような映像作品の基礎もしっかりと抑えた非常に丁寧な作りになっていると思いました。
一点だけ気になった場所としては、統一されたデザインの中でペン回しだけが浮いてしまっていること…。
世界観が高度に統一された作品であるが故に、CG部分のカラーパレットがペン回しの動画とかみ合っていない点が目に入ってしまいました。

■Enchant'
素材品質、アニメーション、動画とCGの質感合わせ等、一貫したコンセプトのもと制作されていることを感じられ、全体的に安定感があります。
キラキラと光る表現を多用しながらも邪魔になっていないというバランスの取り方が逸品です。
また泡沫表現のパーティクル挙動や被写界深度のタイミング等細かい所まで丁寧に調整されていました。
HNテキストが少し高級感を損なうバランスになってしまっている箇所があり、ちょっとだけ気になりました。

hash
■Enchant'
単純に曲、編集ともにオシャレ系で自分好みでした。こういう編集できたらなぁ・・・とか考えてしまいますね笑
また、こういう言い方をしてしまうと語弊があるかとは思いますが町並みの背景をボカして使ったり、
OPのシャンパングラスが乾杯したりとか一歩間違えばダサくなっちゃいそうでペン回しのCVでは普段あまり使われなかった表現も上手く使っていて斬新で良かったです。
個人的にBeigeのところの机背景や僕のところの窓際に写真立てを置いたような背景が特に好きな演出ですね。

■CONCEIT
編集技術もさることながらOP、背景の図形や文字出し、細かい音ハメまで動画全体の作りこみが凄まじいですね。
一方で動画自体にはあんまり手を加えていない印象。Editorsですし、もうちょっとイジってもよかったかな?とは思いました。
RaiさんからMalimoさんに切り替わるところの音ハメや演出が好きでした。

■Can't Sleep
作品全体の雰囲気、世界観が一風変わっていて印象的でした。
fukrouさんのところで梟が出てくる演出は正直初見ではん?ってなったんですけどCan't Sleepで夜眠らない梟か。なるほどって勝手に解釈してみたのですがどうでしょう?笑
Beigeの動画と音の合わせ方や作品全体の雰囲気とのマッチ具合が好きでした。

■a side
シンプルな編集ですがその中にも文字を揺らしたり、背景を変えたりなどところどころ凝った編集をしていて良かったです。
FSの横に静止画を置くっていう編集も新しいと思いました。
あと僕の動画はリズムがテーマで編集で上手く音ハメしてくれればと思って提出したものだったのですが、
このCVのサビでは綺麗に僕の動画が音ハメされていたので嬉しかったです笑

■Doors
シンプルな編集が故に少し長く感じてしまいました。曲も4分ほどあるのでそれも原因かとは思います。
もう少し遊び心というか面白い演出が欲しかったなという印象。ただ、曲と動画の雰囲気やリズムの合わせ方はすごく良かったです。
910さんからkiwiさんまでの流れ全てと曲の盛り上がる部分でIroziroが出てくる部分が特に曲に合ってると感じました。

■Cheerful Collab
スマホ編集とかかな?技術的な面もあると思いますがとにかく編集ソフト自体に備わってるエフェクトとかがかなり乏しそうな印象。
あとこれも編集ソフトのせいなんでしょうけど右上に出てる文字が気になりましたね。
動画選は他の作品とあまり被りがなくてよかったと思います。今後に期待。


Joshin
■CONCEIT
基礎的な編集技術は申し分なく、グラフィックやモーションのデザインスキルも頭一つ抜けています。安心して観ていられる作品でした。一方楽曲全体で展開が少なく、編集でもカバーされていないため少し退屈な印象を受けました。ひとつのCVとしての完成度は高いのですが、観る人を退屈させない工夫がグラフィックや動画の配置にみられるとより良かったと思います。スキルが高いだけに、同じFSを複数のCVに渡って見ることになる本企画の特性が反映された表現を期待してしまいました。

■a side
楽曲の展開や調子をうまく捉えていて、FSの選定や配置は一番優れていました。FSのカット(特に始動のタイミング)に粗さが見受けられたので、手が映ってペンを回し始めるまでの時間の扱いに気を配れるとより良くなると思います。編集上の装飾は既存のCVによくみられる手法を踏襲しているようなかたちなので、他の映像作品を観たり視覚デザインの知識をつけたりすることで、完成度と個性を高めていただきたいです。

■Enchant'
基礎的な編集技術は非常に高く、CVとしてのまとまりが良いです。最後のFSの前の映像が情報量に対して長いため、楽曲をフルに活かせていない印象を受けました。また、タイポグラフィや各種素材のチープさが気になったので、華美な装飾をするなら完成度にはこだわって欲しいところです。動画全体のカラーマネジメントがしっかりとしており、動画制作スキルの高さを感じられました。

■Can't Sleep
6作品の中で良くも悪くも印象的だったCVです。映像素材と写真素材による味付けが強烈ですが、高い編集技術に裏打ちされており、普通によいCVとして仕上がっています。一部、FSの最中に動画の明るさをこまめに変えたり写真素材をカットインするなど、作品の見応えや面白みに貢献していない演出が見られたので、編集時に思いついたアイデアを吟味するプロセスがあるとより良くなったのではないかと思います。

■Doors
CVとしての完成度は決して低くありませんが、動画の長さも相まって退屈な作品になってしまっています。また、フラッシュやズームが楽曲に同期していない箇所や、時間稼ぎのようなフェードアウトなど、映像と楽曲の連携がとれていない部分が多く見受けられました。2~3分程度の長さで技術を最大限に活かした作品も見てみたいという印象です。

■Cheerful Collab
動画の選定や配置、選曲、装飾などが全般的によく無く、加点できる部分があまり見当たりませんでした。ただ部分的な音ハメがよくできているところなど良い点もあったので、色々なCVを観つつ自分の作品数を増やして、編集の感覚を磨いていただきたいです。

―――――――――――――――――――――――――
▼最後に
これにてEditors’18は終了となります。参加してくださった皆様、そして審査員の藤村さん、hashさん、Joshinさん、本当にありがとうございました。また、投票やRT等で協力してくださった方々にも感謝申し上げます。楽しんで頂けたなら幸いです。
イベントに関するご意見は議論スレの方へお寄せ下さい。
今後もJAPAN CUPを宜しくお願い致します。

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