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一般の部決勝T第一回戦結果

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yngs
副管理人
記事: 81
登録日時: 2017年9月04日(月) 14:03

一般の部決勝T第一回戦結果

投稿記事 by yngs » 2018年7月01日(日) 23:46

決勝T第一回戦の結果です

第1試合 ayaNo


旋技研 VS Nmod

DrowsyVS Over

win:Drowsy

・Drowsy
複雑なコンボを用いながらもペンの動きにストレスがなく、大きな軌道が魅力的だった。
切り返し周辺ではシンプルなコンボを用いているが、緩急の工夫や、序盤と回転平面の異なる技を選択することで独特な流れが生まれている。
しかし終盤にかけて尻すぼみとなったこと、締めの安定感を欠いたこと、既視感のある技が垣間見られたことは気になった。

・Over
短いペンという特性を生かした勢いのある動画だった。
ソニックひねり中心の組み立ての中に印象に残る技を配置することで独特な雰囲気をアピールできていた。
一方で全体的に粗が目立ち、円軌道の崩れもあった。

→完成度、環境を特に評価し、Drowsy氏を勝者とした。


#LEVEL6 VS S〇

chickin VS arys

win:arys

・chicken
5-9秒、ペンを大きい軌道ですらすらと操る気持ちの良さは彼の持ち味であり、高く評価できるポイント。環境も非常に美しい。
しかし序盤、終盤で2度繰り返された伏せ4ソニックから1軸に繋ぐ流れは安易な選択だったか。
そのため中盤で盛り上がった流れが終盤で淡白になってしまい、惜しいポイントだった。



・arys
丁寧にパスを繋ぎ、終始落ち着いた技運びを見せた。
高い密度で無駄なく技を組み込めているが、3-4秒のあたりはややうるさくなった。
7-11秒、方向の違うフルーエントパスを見せ場の前後に配置する流れはシンプルながら効果的に映った。
環境は改善の余地があると思われた。

→全体の美しさや完成度で魅せるchicken氏、落ち着いたリズムや構成の面白さで魅せるarys氏と、互いに異なる主張が光る好カード。
 優劣をつけるのは難しかったが、ややchicken氏が失速した印象もあり、全体の組み立てを評価してarys氏を勝者とした。



ROOKIES9 VS バチクソ火鉢

octopus VS HAL

win:octopus

・octopus
起承転結の伝わる構成であり、パート毎に分かれたような技の変化と緩急の強弱が素晴らしかった。
トルネード〜4バックアラウンドでは完成度を失ったようにも見えたが、印象的な緩急と評価した。
加速した流れをウィンドミルで切りそうになりながら、冗長になる前に締めに移行しており高いバランス感覚が伺えた。
終盤の手首のふらつきが気になったが、本ラウンドで最も印象に残った作品だった。
・HAL
アラウンド系を主役とし、1-3軸中心で組まれた爽やかな動画。
パームスピン〜締めでは独特な動きを見せ、締めのSAも綺麗に決まった。
勢いのある技を完成度高くこなす技術は流石だったが、手持ちの不安定感で見づらくなってしまった。
環境で損している部分が多く、惜しい作品だったか。

→環境、構成美を評価しoctopus氏を勝者とした。


チーム99年度 VS MG+

Fall  VS Julia

win:Fall

・Fall
シンプルな軌道のウィンドミルと勢いのあるパスから生まれるバランス感が魅力的。
特に1軸を絡めた緩急の付け方が素晴らしく、自身の長所を生かした作品だった。
3回目のインフィニティ〜ZCCの流れは冗長と思われた。

・Julia
ガンマンを交えた2-4軸のパスをバランスよく配置したが、中盤が長く、主張の汲み取りづらい構成となってしまった。
締めの完成度は特筆すべき点だが、直前の突っかかりは致命的だった。

→構成、緩急の独自性と面白さを評価し、Fall氏を勝者とした。



第2試合 Beige


旋技研 VS Nmod

・Noel vs Ease

勝者:Noel

Noel
独自のコンボが多数組み込まれた見どころ満載のFS。初見では理解できないような繋ぎを巧みに使いこなしている点に技術力の高さを感じる。
全体的に指抜き・指入れを絡めたピボットが多いが、複雑さのみに終始するのでなく、随所に軌道の明快な流れが作られている。中でも5-6秒のアラウンドコンボは前後との対比でよく映えている。
また、ハーフウィンドミルによる減速を生かした波打つようなスピードの変化も印象的である。
若干の不安定さを感じる箇所はあるものの、構成と表現による魅力が大きく上回っている。

Ease
様々な系統の技がバランスよく組み込まれている。始動のソニックコンボ、7秒の5縦シメバク、9秒のシザスピからのコンボなど印象的な技が全体に散りばめられている。
しかしながら、FSとしてややパンチに欠ける感は否めない。特定の技を目立たせるのでなく、全体の底上げをした弊害だろうか。
加えて、要所要所での不安定さが目立つ。特に締めのがたつきは看過できない。


#LEVEL6 VS S〇

・Nemuriya vs Taengoo

勝者:Taengoo

Nemuriya
技を安定してこなす技術力は見て取れるが、それ以上に構成のマイナスが大きい。全体の組み立て方が単調である。1~3軸のハーフウィンドミルとそれ以外の技が交互に繰り返されているだけでFSに展開が見られない。
また、全く同じ軌道を描く技が複数回用いられており(始動と締め直前の13ハーフウィンドミル、3秒と5秒の23ハーフウィンドミル、5秒と11秒の2バクリバなど)、視覚的な面白みに欠ける。

Taengoo
同じ動きを2回繰り返すことをテーマにまとめ上げた挑戦的なFS。繰り返しの動作が計5回用いられているにもかかわらず(始動、3-4秒、5秒、8-9秒、10-11秒)、軌道のバリエーションが豊富であるため単調さは感じない。
また、緩急の変化に富んでいる点も評価に値する。特に3-4秒の減速とそれ以降の比較的スピーディな流れは対照的であり印象に残る。
ただ、個々の技の雑さは否めない。具体的には2~3秒と7秒付近のがたつきが気になる。加えて、円軌道の崩れが随所に見られる。総括すると、やや構成に対して技術不足という印象を受けた。


ROOKIES9 VS バチクソ火鉢

・Spica vs rpzn

勝者:Spica

Spica
4-5秒の1軸周辺のコンボや6秒の3バクアラからの切り返しなど、技の選択に工夫がうかがえる。
構成も概ね自然にまとめられているが、7秒以降の締めの流れは少し冗長に感じた。1~2回転ほど回転数を削った方がスッキリまとまると思う。
全体を通じてある程度の安定感を保てているが、一部もたつきのせいで魅力が半減しているように見える箇所もあった。具体的には、6秒のバクアラからの切り返しはもう少しキレ良くスピーディにこなせていたら見せ場としてより際立ったと思う。

rpzn
2秒の2SAバクリバや5秒の一度止めるリバースなど、個々の技の精度は目を見張るものがあるものの、それ以外に特筆する要素はない。
ひどくワンパターンであるわけではないが、これといった工夫も感じなかった。良くも悪くも無難なFS。



チーム99年度 VS MG+

・Rai vs Akiza

勝者:Akiza

Rai
全体の組み立て方に工夫がうかがえる。1-5秒の順回転のパスコンボ、6-8秒の切り返しからのリバース2連発、9-13秒のフィニッシュコンボといった具合に序盤・中盤・終盤がきれいにパート分けされており、また、それぞれのパートの回転数のバランスが良く、すっきりとまとまっている。
ただ、全体的に手が動いてしまっているのが惜しい。特に締め直前のフレームアウトがもったいない。少し構成に技術が追い付いていないように見えた。

Akiza
メリハリの付いた見ごたえのある構成。特に7秒からの切り返しの流れが素晴らしい。このようなペンの動きが一度止まる切り返しはFSの流れを切ってしまう危険性があるが、短間隔で3度続けることによって一つの流れとして成立している。疾走感のあるスタイルであることも相まって、この静止含みの流れが見せ場として強く印象に残る。また、序・中盤にも目立ちすぎない程度に捻った技が組み込まれており(2秒のノーマル気味に入るコンボ、6秒のFLリバまでの流れなど)、どこを取っても見飽きない。

第3試合 ponkotu


旋技研 VS Nmod

Kay   VS TheCCAW

win:Kay

個人的な感想を述べるのであれば
どちらのFSともあまり私の好みとは合いません。
勝負を分けたポイントとしてはKay氏の構成の仕方が一般的なFSとは一線を画していたものだったからです
予選の時のように点数を付けるのであればKay氏6点、TheCCAW氏5点と言った所でしょうか。
それぞれの感想を書かせていただくと
Kay氏のFSは構成の仕方、技選びに関しては採用率の低い技を組み込んでおりしっかりと考えられたFSであると言えます
特に5秒のいきなりペンが飛んで行くところはかなりインパクトを与えてくれました
しかしながらキャッチ後の12チャージからの切り返し方が悪く少し無理やり感が出てしまっています
〆前13秒部分の切り返しも私としてはいただけないもので取って付けたかのような〆と言う印象が残ってしまいました。
TheCCAW氏
細かい内容を見ると面白い事をやってはいるのですがいかんせんバタバタと忙しない印象を受けました
全体を通しての流れは悪いものではなかったのですが技が目立ちにくく最終的には「普通」と言う形でした。
以上の点から私が重視するポイントとしてはKay氏の方が好みでしたのでKay氏の勝利となります。



#LEVEL6 VS S〇

VAIN VS ennis

win:VAIN

かなり悩む試合でした
ennis氏のFSは隙が無く、VAIN氏のFSはネタの宝庫です。
両者とも8点の点数をつけれるFSなのですが決め手となったのは手数の多さと言えます
ennis氏のFSは最初から最後まで淀みが少なく所々でネタも絡めてきてかなり好みなFSです
ただVAIN氏のFSはネタの密度が濃くまたFS中でのバランスも取れておりました
あれだけの量を破綻せずに組み込むことは並大抵の事ではありません
ネタの豊富さ、密度の濃さ、驚き、をポイントで考えた結果VAIN氏に軍配が上がりました。



ROOKIES9 VS バチクソ火鉢

yua   VS Slofis

win:Slofis

点数をつけるならyua氏6点、Slofis氏8点です
yua氏のFSは綺麗で構成は面白くあるのですが驚きポイントとしては〆以外は無く私的にはあまり面白みの無いFSと言う印象です。
Slofis氏のFSはかなり暴力的で荒々しい部分があり所々突っかかりと見れるポイントがありますが
FSとしては破綻なくネタを入れるタイミングもテンポが良く見ていて楽しいFSでした。
しかしながらSlofis氏のFSは完成度としては低くまだまだ伸びしろはあると思います
対してyua氏のFSの完成度はかなりのものなので得意分野を伸ばしていってほしいと思います。


チーム99年度 VS MG+

Sonoda VS kAtts

win:Sonoda

一番悩ましい試合です
どちらも持ち味を生かし一工夫入れてこられておりました
お互いの点数は個人的には同点でした、勝敗を分けた点としては意外性でしょうか
良い意味でも悪い意味でも両者ともFSの流れが先読みできるような構成でした
特にkAtts氏のFSはここでこれを入れてくるだろうなと言うのが先読みできてしまう程でした
その流れの中からはみ出し意表をついてきたSonoda氏のFSは見事なものでした
kAtts氏のFSにも目に見えて意外な技を入れていた場合更に採点はもつれ込んだかも知れません。

よって
旋転技術研究所・SAGAMI ◯RIGINAL・ROOKIES9 ・チーム99年度
の4チームを決勝T2回戦進出とします!!
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